優夜の表情がピクリともしない。
やっぱり聞こえなかった。
そう思っていたら
いきなり頭をぐしゃぐしゃっとやられた。
「ちょっ!!」
いきなりのことに驚いて
優夜を睨むとこれまたビックリ。
「ーーっ見んな!」
そう言って手で顔を隠した優夜。
なんで真っ赤になるの……?
え、照れてる?
あの優夜が?
「まじ不意打ち……完璧油断した」
耳まで赤くして
ボソっと言った姿を見て
不覚にもキュンとしてしまった。
あの女慣れしてる優夜が
いつでもチャラ男の優夜が
たった一言で
照れてるよ……
「ぷっ…!」
我慢できなかった私は
思わず吹き出してしまった。
「は!?」
「ごめっ…ぷっ!ふふ」
堪えようとしてもダメだ。
面白くて涙まで出てくる。


