『今日からヨルの主人は私だから』



満面の笑みで差し出された彼女の、手。


その手を取った日のことを、
僕は一生忘れない。



神に誓って、彼女を守ると。


世界の全てを敵にまわしても、
絶対に幸せにすると。




僕という“存在”は、
彼女があってはじめて生まれたから。


空っぽだった僕に、生きる意味をくれたのは、紛れもない彼女だから。



世界で一番大切な人を、
守り抜くと決めた。