時間は夜の8時を回っていた。 「よし、終わったし帰るか。皆よく頑張ったね。先輩方もありがとうございました」 彼はお得意の王子スマイルで皆にお礼をいい、今日の生徒会が終了した。 「あ、心と紗柚ちゃんはちょっと待ってて」 そう言って生徒会室を出て行く彼。 私と紗柚は不思議に思いながらも彼がくるのを待っていた。 しばらくすると彼が戻ってきた。 「じゃあ、行こうか?」