紗柚はそう言いながら、目を潤ませていた。 確かに、かっこいいけど…… っていうか、紗柚…もしかして…… 「あいつのこと、好きなの?」 紗柚は私の発言に少し驚いていたけど、すぐに首をブンブンと横に振った。 「違う違う!!あたしはただ憧れてるだけだよ!!」 そのあと、紗柚は小さな声で言った。