あれから1週間後の朝……。



ついに…ついに来てしまった。



王様テスト当日……。



私はあの昼食の時から本当にテストのことを忘れてしまっていた。



どうしよう!何も対策してないよ!



私はそう思いながらクラスに向かった。



「お、心じゃん。はよー。」



そう眠そうに言ったのは、浅葱真。



こいつは、なぜか毎日私のクラスの前にいる。