どうしよう!! 私はあからさまにマズいというような顔をした。 「どうしたの?心?」 「あ、ううん。何でもない!」 キーンコーンカーンコーン…… ちょうどそのとき、チャイムが鳴った。 「あ、時間だ。じゃあ心、また後で来るね」 紗柚が自分の席に戻り、その2分後に授業が始まった。