HR終了…。 周りには、もう仲のいい子たちでグループができている。 一人なのは私だけ…か。 そんなことを思っていると、後ろから声をかけられた。 「あの~甘夏さんだよね」 「うん、そうだよ」 女の子が話しかけてきたけど、私はそっけなく返事をした。 「あたし、梅宮紗柚(うめみやさゆ)です」 そういって彼女は自己紹介をした。