ビックリしたあと、彼女は動かなくなってしまった。



「何やってんの?…って聞いてる?」



「は、はい!ごめんなさい!聞いてます!!」



……なぜか謝られてしまった。



「なんで謝んの?まあいいや、何やってんの?」



俺は彼女の抱えているボールを見た。



「バスケ?ふ~ん。できんの?」



彼女は今の言葉にイラついたようで……