「皆に迷惑かけないようにしろだって」



「つまり行ってもいいという事?」



「うん」



そういうことになるよね。



「じゃあ、行くよ?」



彼が尋ねてきた。



「うん、いいよ」



私たちはお店に向かって歩き始めた。



まさか、このあとこいつの正体を知ることになるとは、まだ知らなかった。