「今日はできない。ごめんね。」



帰れ、と

もう来るな、と

言われるかもしれない。
そう思った。


だって私と彼を繋ぐものは体だけ。

それ以外に何もない。


だからそれを拒んだら、
もう私は必要なくなるかもしれない。


それに呼ばれて行った癖に、できないなんて怒るかも。


でもなにを言われても今日は、平気なんだ。


きっと、朔弥に会うのは今日が最後。