整いすぎている顔が近づいてきた。
目があって、恥ずかしくなって目をそらした。
「…なぁ、なんで目そらす?」
「えっ…そっそらしてないょ。」
なんでそこに突っ込むんだょ!
「ん?」
「だっ、だから、そらしてないってば!」
「ホントだな?」
そういうと、せいやは私の顔をぐいっと、自分の顔によせた。
息がかかるほど近い。
しゃべったら、キス出来てしまうくらいに。
ドキン…ドキンドキン…
高鳴る鼓動。
聞こえてしまうんではないかと不安になる。
「っえ?…」
鼻と鼻がくっついている。
「///…」
恥ずかしさに耐えられず私は、目をつぶる。

