ドキンドキンドキン… 胸の高鳴りはとまらない。 「…あや、いい匂いする」 「あっありがとう。」 「なぁ、こっち向けよ」 恥ずかしいんだけど…! 「きゃっ」 視界がぐらっと揺れた。 「…もうちょっと、色気ある声を出せよ」 クスッと笑っているせいやの顔が、 月のあかりで整ってるのがはっきりみえた。