桜が咲いてる 
君と見る三回目の季節がまた今年も来たよ

君はいつもの道で「この道も今日で最後だね。」と呟いた
その声を私は聞こえないフリをして
いつもと少し違う門をくぐる
夕焼け色に染まった教室に泣いて笑ったあの日々が
想い出となって花が咲く 決して枯れない花が咲く
思い出して笑ってる君の横顔が眩しくて目をそらした
本当にこれで最後なんだ 二度と戻れない

最初で最後の君への想い 
伝えたくて伝えられなくて ずっと
喉につまった言葉たちが 心の中で叫びだした
忘れないよ この想いをいつまでも

君と過ごした沢山の日々を思い出して
「またね。」と小さく呟いた空は
満天の星空まるで私たちの想い出を辿ってるよう
いつも夕暮れの帰り道 
私に手を振って「またね。」って言った君
今日は忘れられない笑顔で「さよなら。」って言ったね
優しく抱きしめて「また逢えたらいいね」とささやいた君は
私に背を向け歩いて行った 
その背中がまぶしくて目をそらした

最初で最後の君への想い
伝えたくて伝えられなくて ずっと
喉につまった言葉たちが 心の中ではじけ出した

飾られた言葉 
そんなものはもういらない もっと
ありふれた言葉 それだけでいい
たった一言 君に伝えるよ

真っ暗な世界に輝いた君を追いかけえて 伝えるよ
抱きしめた暖かい背中に呟いた

「大好きだよ。」

やっと言えた私の想い