駅に着くと
大好きな真人の姿があった。


「真人!!」

「おう。」

「わざわざ駅まで迎えに来てくれたの?」

「来ちゃわりぃかよ。」

「ちがうよ。ありがとう!」

「おう!じゃあ、いくか!」

自転車の後ろに乗り、真人の家に向かった。


「咲。家に荷物おいた後出かけようぜ。」

「どこいくの?」

「それは秘密。」

「えー。」


あたしは、真人の家に着くと急いで荷物を置き外に出た。

「行くぞ!」

「うん。」


真人どこ行くつもりなんだろ?

あたしは結局行く場所をきかないまま自転車の後ろに乗った。


それから数分して…

「ここだ。」

「っえ?」

そこはデパートだった。


「なんで、ここに用事があるの?」

「咲の誕生日プレゼント買うため。」

「え!いらないよ。」

「だめ~。行くぞ」

そのままあたしは真人につれていかれた。


「咲。なんか欲しいのあったら言えよ。俺ちょっとあっち見てくるから」

「…。ぅうん。」

真人は、そのままどこかへ行ってしまった。