Strawberry★Night

教務室からタイマーをとって戻っている途中、咲がトイレに行ったから俺は1人で戻った。

「苺は…アレ?」

苺を探していると、見たくなかった光景が目にとび込んできた。

…浮気?

苺はプールの端の方で1人の男と一緒にいた。

一瞬浮気かと思ったケド、苺の泣きそうな顔が見えて違うコトがわかった。

その男になんかされてんのか!?

俺の苺を…泣かせてんじゃねぇよ。

「苺ッ!?」
「律…君…」

苺が俺の存在に気付いた。

「げッ!?恋花!!!」

苺と一緒にいたヤツは…確か林。

何が"げッ!?"だよ…
俺の苺に近づきやがって…

「ッ!?」

俺はそのとき、初めて苺の水着が腰辺りまで下がっていたコトに気付いた。

「林…」
「ちッ、違うんだ!恋花!!」
「言い訳なんか聞かねぇ!テメェ、苺に何してんだよッ!?」

俺は林に近づき思いっきり左頬を殴った。

「いッ…」

痛いに決まってる。
こんなに思いっきり殴ったの、初めてだから。
林の口元は血で赤く滲んでいた。

「苺ッ!!」

殴り足りなかったケド、苺の方が先だな。

「律くッ…」

苺は俺に抱きついてきた。