「見せて…くれるよね?」

この人は何を言っているの?
私の裸を…見せる?林君に?

そんなの…

「ムリだよッ!!!」

私は物心ついた頃から男の人お父さんにすら裸を見られたコトがない。
それなのになんで林君に…

「じゃあ俺、苺チャンのコト諦めないから☆」
「…ッそれは…」

どうしよう…
どうすればいいの…?
律君…早く戻ってきて…

「イイじゃん♪見せるくらい、減るモンじゃないんだし!」
「あッ!?チョット…」

林君の手が私の肩まで伸びてきた
と思ったら、一瞬で水着を腰の辺りまでおろされた。

「ッ!?」

嘘…
私、律君より先に林君に見られちゃったの?
初めては、なんでも律君って決めてたのに…

「うわッ、イイ眺め〜♪やっぱ大きいね☆」
「イヤッ!!見ないで…ッ」
「周りのヤツらには見えてないから安心して〜?」

やめて…

怖い…
怖いよ…

助けて…
律君…

「苺ッ!?」

そのとき、大好きな彼の声がした…

「律…君…」