「苺〜、体育館一緒に行こうぜ☆」
「うんッ!!」

次の授業は体育。
俺たちは2人で体育館に向かった。

「手…繋ぐ?」
「えッ!?ココ学校だよ!?」
「別にイイじゃん♪」

俺は無理矢理苺の手をとった。

「…みんな見てるよぉ」

廊下にいる生徒ほとんどが俺たちを見ていた。

「苺が可愛いからだろ?」
「もぅ!そんなんじゃないってばぁ///」

学校でも手を繋ぐ俺たち…
これってバカップル?
…でも苺とならそれでもイイかも♪

「恋花 律夜く〜ん」

「は…?」

突然後ろで名前を呼ばれて振り返る。

「よぉッ!久しぶり〜☆」
「あぁッ!!!」

俺を呼んだのは…

「竜兄!忍兄!!」
「おぉ〜覚えてたかぁ♪」
「当たり前じゃないッスか!!」

俺の幼馴染の兄貴の、黒姫 竜(くろき りゅう)と黒姫 忍(くろき しのぶ)だった。

2人は俺の1コ上で双子。
俺は小さい頃から2人に好くしてもらっていた。

「竜兄も忍兄もこの学校だったんスね!?」
「律夜…俺はこの学校の生徒会長なんだケド」

竜兄が言った。

「俺は副会長♪」

続いて忍兄も言った。