Strawberry★Night


───苺Side───

「苺…泣いてる?」

ごめんね、律君…
泣いちゃうなんて、困るよね…

「ごめッ…ック、うぅ…」

でも止まらないの。
泣きたくなんか、ないのに…

「なんで…?」

なんで?
それは…

「律くッ…ごめ、なさい…私、律君のコト、好きになっちゃった…」

私なんかが律君を好きになっちゃいけないのに…

「私ね…初めて恋したの。律君は…私の初恋の人、なの」

律君は私に恋するコトを教えてくれた。
それだけでもう十分だよ。
律君と"付き合いたい"なんて、そんなコトは望まない。
…ううん、望んじゃいけない。

「…でも安心して?律君と今以上の関係は望まないから…これ以上好きにならないようにするから…」
「…」
「もう"好き"なんて言わないから…だからッ!お願い、私から離れていかないで…ッ」

ごめんなさい。
こんなわがままで。