俺は校舎裏でずぶ濡れの苺を見つけた。
「苺ッ!大丈夫か!?」
俺は苺を強く抱きしめた。
「苺…ゴメンな、俺のせいで…」
しばらく俺たちは抱きしめ合ったままでいた。
「律君…私、濡れてる。律君まで濡れちゃう」
しばらくして苺がそう言った。
そんなのどうだっていい。
濡れたっていい。
「ゴメンな…」
そう言って苺の顔を見ると左頬が薄らと赤く腫れていた。
「苺…ここ…」
苺の左頬に軽く触れた。
「ッ、えっと、そこは…」
「…ッゴメン!!」
俺は…
俺のせいで苺をこんなにしてしまったのか…
「律君?私ね、律君がここに来てくれたとき、律君が王子様に見えた」
何言ってんだよ…
俺が王子なワケねぇ。
「俺は苺を守れなかった…王子は普通助けるモンだろ?俺は…王子じゃねぇよ」
「律君は私の王子様だよ」
「苺…」
「へっ…くちゅんッ」
うわ…苺ってくしゃみまで可愛いのか。
って、今はそんなコト考えてる場合じゃねぇよな。
「苺ッ!大丈夫か!?」
俺は苺を強く抱きしめた。
「苺…ゴメンな、俺のせいで…」
しばらく俺たちは抱きしめ合ったままでいた。
「律君…私、濡れてる。律君まで濡れちゃう」
しばらくして苺がそう言った。
そんなのどうだっていい。
濡れたっていい。
「ゴメンな…」
そう言って苺の顔を見ると左頬が薄らと赤く腫れていた。
「苺…ここ…」
苺の左頬に軽く触れた。
「ッ、えっと、そこは…」
「…ッゴメン!!」
俺は…
俺のせいで苺をこんなにしてしまったのか…
「律君?私ね、律君がここに来てくれたとき、律君が王子様に見えた」
何言ってんだよ…
俺が王子なワケねぇ。
「俺は苺を守れなかった…王子は普通助けるモンだろ?俺は…王子じゃねぇよ」
「律君は私の王子様だよ」
「苺…」
「へっ…くちゅんッ」
うわ…苺ってくしゃみまで可愛いのか。
って、今はそんなコト考えてる場合じゃねぇよな。

