あー…
告白ってどうすればイイんだ!?

咲に相談した日から俺はこればっかり考えている。

え?
告白ごときでそんな悩むなって?
人生初の告白なんだよぉぉぉ!!!

「律夜君、ちょっとイイかな?」
「?イイけど…」

1人の女子が俺に話し掛けてきた。

「ここで話すのもアレだから…チョット場所変えてイイ?」
「うん」

着いた場所は誰もいない空き教室。

「単刀直入に言うね。私…律夜君のコトが好きなの!!」

あぁ、やっぱりな。
こうなると思った。

「ゴメン…俺、今好きな子いるから」
「…どうしてもダメなの?」
「…ゴメン」

俺にはもう苺しか見えないから。

「…キスしてくれないと忘れられない」

…マヂかよ、めんどくせぇ女。
まぁキスの1つや2つ、減るもんじゃねぇだろ…

俺はその女子の頬に左手で触れた。
そして、そっと顔を近づけたとき…

ガタンッ…