Strawberry★Night

「そうだね…怪我が治ったら元に戻らなきゃなんだよね」
「あぁ、だからそれまでは授業中でもイチャつきまくる!!」
「え?」

俺は苺の机に自分の机をくっつけて…

「この授業終わるまで手繋いでて?」
「そんな…バレちゃうよ?」
「バレねぇよ。机の下で繋ぐんだから」
「あ、そっか。じゃあ…」

そう言って差し出された左手。
俺は右手でその手を握った。

先生にはバレないけど…俺たちの後ろのヤツらにはバレるな。
…まぁいっか。

苺は必死にノートを取っている。

俺は窓の外をぼんやりと見つめている。

それでも俺たちの手は繋がったまま。

「…眠」
「…律君?」
「苺…俺寝ていい?」
「えッ…だめ」
「マヂ…?」
「頑張って起きてて?」
「…じゃあ俺の目、苺が覚めさせて」
「何すればいいの?」
「ん〜…キスして?」
「キッ!?無理だよ、今授業中なんだから」
「無理じゃねぇよ」
「見られちゃうもん…」
「誰も見てねぇから。ほら、早くしないと俺寝ちゃうよ〜」
「…〜ッ」
「苺、ほら今先生後ろ向いてるから」
「…もぅ、ばか…」