───咲Side───
律夜と可愛い女の子が教室に戻ってきた。
…ったく、入学して初日から一発目の授業サボりやがって。
あいつら何してたんやろ…
…なんかヤらしいコトしてたんやろなぁ。
俺はッ…そういうの興味ないし///
「お前、この子のコト好きなん?」
律夜にそう小さく聞くと
「…まだわかんねぇ」
律夜が小さく呟いた。
…まだ気付いてないんか。
「…そうか。まぁ、そのうちわかるやろッ♪」
俺はそう言って、律夜の隣に立っている可愛い女の子を見た。
「俺は、律夜の友達の夜神 咲っちゅうんや。よろしくな☆」
その子は突然俺に話し掛けられたからかビックリしてた。
…そこまでビックリしなくても…
「あッ…私は南川 苺…です」
苺っちゅうんか…
「苺チャンかぁ…カワエエなぁ?」
ピクッ…
一瞬律夜の眉が動いた。
…やっぱりなぁ。
「え…ッ!?かッ、可愛くなんかないよぉ…」
自覚…してないんか。
「カワエエって〜!なぁ〜律夜〜?」
「えッ?」

