「あッ…私は南川 苺…です」

苺は突然咲に話し掛けられてビックリしている。

「苺チャンかぁ…カワエエなぁ?」

ピクッ…


一瞬俺の眉が動いた。
…なんでだろ?

「え…ッ!?かッ、可愛くなんかないよぉ…」

いや、可愛いだろ。
苺は自覚…ナシか。

「カワエエって〜!なぁ〜律夜〜?」
「えッ?」

…いきなり俺に振るなよ。

「律夜も苺チャンのコト、可愛いと思うやろ〜?」
「あ…うん、まぁ…可愛い…よ////」

なんか改めて苺の前で言うと照れる…///

「あ…アリガト///」

苺、顔赤くしてんじゃねぇよ…
こっちまで赤くなるって…///

キーンコーンカーンコーン

もう授業始まんのかよ…

「じゃあ…また後で」

苺は席に戻っていった。
てか…苺の席俺の3つ斜め前じゃん。
意外と近いし。


俺はその後、苺の後姿をずっと見詰めていて授業は全く聞いていなかった。