コンコンッ…

病室のドアがノックされて…

ガラガラッ…

「律君」
「よぉ律夜!」
「きてやったぜ」

3人が病室に入ってきた。

「…んだよ、咲と聖もきたのかよ」
「ごめんね、私が教えちゃって…」
「なんや、元気そうやな」
「事故ったって聞いたからヤべェのかと思ったら…」

「コンビニでプリンとゼリーとアイスとチョコ買ってきてやったでぇ」
「全部甘い物かよ…」
「俺は花!」
「…はッ!?聖、その花土付いてんじゃん」
「おっと…悪ぃ悪ぃ、そこら辺で適当に摘んできた花だからよぉ」
「…おい」
「律君…私はね…」
「?」
「えっとね…律君、1人で淋しいと思うから…」
「うん?」
「コレ…」

そう言って差し出された物は…

「くまの…"くまジロー"だよ…///」
「ッ///」
「私だと思って…一緒に寝てね?」
「…ッ、うん///サンキュ…///」

"くまジロー"は茶色いくまのぬいぐるみだった。

「…~ッ!!」
「…くッ…!!」

咲と聖…後ろの方で笑いこらえてやがる…