Strawberry★Night

「あ!」
「あ…」

突然どっかの家の庭からボールが転がってきて道路の真ん中で止まった。

「あ〜!ボールどっか行っちゃったぁ!!」

そんなガキの声がして…

「律君、私取ってくる」
「は?」

繋いでた手を離して道路まで走っていった苺。

苺が取りに行かなくてもいいのに…
まぁ苺は優しいからなぁ。

苺がボールを手にしたとき…

「ッ!!」

鳴り響いたクラクションの音。

「え…」

苺はボールを持って立ち尽くしたまま。

嘘だろ…

1台の乗用車が苺に迫ってくる。

まだ間に合うから…

苺…早く走れよッ!!

「…ッ!!」

体が勝手に動いた。