Strawberry★Night

「私の話、聞いてくれる…?」

苺が俺の隣にしゃがんでいた。

「…やだ、聞きたくない」

なんて…
俺は子供かよ…

「ねぇ、律君…お願い、聞いて」
「つかパンツ見えてるし」
「ッ!?」

スカート穿いてしゃがむんじゃねぇよ…

「…いいもん」
「は?」
「見えてても…律君ならいいもん」
「…何言ってんの?」

苺、顔めちゃくちゃ赤いじゃん。

「透はね、私の…」
「…い」
「え?」
「"透""透"ってうるせぇんだよッ!!」
「ッ、律君…」
「大体、俺には未だに"君"つけてんのにアイツには呼び捨て!?」
「だって、それは…」
「彼氏の俺よりアイツの方が大切!?」
「違…きゃッ!?」

俺は苺を押し倒した。