───聖side───
俺は今保健室のベッドに潜っている。
「ヤべェ…ヤべェ…」
何が"ヤべェ"かって?
それは…
昨日から律夜が忘れられないから。
律夜の泣き顔。
律夜の笑った顔。
ずっと頭の中に残って消えない。
こんな気持ちは初めてだ…
俺は…
マヂで律夜のコトを…!?
いやッ!!
そんなの絶対ありえないッ!!!
だって俺は男だぞ!?
そしてアイツも男。
…ありえない。
これはきっと気の迷いだ…
「気の迷い…気の迷い…」
俺は呪文を唱えるようにそう呟きながら眠りについた。
起きたらこんな気持ち、どっかに吹っ飛んでるさ♪

