触れるだけのキスをした。

もっと深いキスの方が慣れてるケド、苺は俺のコトなんか好きでもないだろうからディープキスはしない…
つもりだった。

唇を離すと苺があまりにも可愛い顔で見詰めてきたから…

我慢できなくなって、また唇を重ねた。

次は苺の後頭部に右手をまわして深いキスをしてしまった。

俺は静かに苺の口の中に舌を入れた。

「んッ!?」

苺はたぶん、こんなキス初めてなんだろうな…
すっごい驚いてるし。

そのまま苺の舌に自分の舌を絡ませて…

苺は俺に任せてるだけ。
ヤられるがままってカンジ。

だって初めてだもんな?
…たぶんだけど。

「あッ…ん、律…くッ」

苺は可愛い声を出して、苦しそうに眉を寄せていた。

あ…さすがにガッツキすぎた?

そう思って、苺から唇を離した。

「ハァッ…ハァ…ビックリしたー…」

そう言う苺の顔がすごく色っぽくて綺麗で…
目が離せなかった。

「ゴメン…イヤだった?」

そう聞くと苺は首を横に振った。

「ちょっとビックリしたけど…ヤじゃなかったよ…」

"イヤじゃなかった"って…そんなコト言われたら期待しちゃうじゃん。

「…また、してくれる…?」