Strawberry★Night

「失礼しまーす」

俺は2学期が始まってすぐに保健室にきてしまった。

いつもは苺と一緒に来る保健室だけど今日は1人。

「はーい、どうしたの?」

おぉ!?
今日は保険の先生がいる!!
いっつもいないのに。

「えーっと…寝かせてくださ〜い」
「?どこか悪いの?」

悪いところ…?
どこも悪くねぇケド…
あ…

「心が、痛いかな☆」
「…そう。そこのベッド使っていいわよ」

え…
こんな理由でベッド貸してくれるんだ。

「ありがとーございます」

俺はベッドに入ってさっき廊下で見た光景を思い出した…


廊下に出ると苺をすぐに見つけた。
苺は階段前のホールにいた。
でも、そこにいたのは苺1人じゃなかった…

見た目はマヂ不良。
制服はかなり着崩している。
背はだいたい咲と同じくらいで高い。
俺より明るい、金色の髪。
そしてかなり整った顔。

こんなヤツこの学校にいたっけ?