Strawberry★Night

「…うん?」
「俺だって早く苺と暮らしたいよ?」
「ホント?」
「当たり前じゃん」
「嬉しいッ!!」

いつか…ホントに律君と暮らせる日がくるのかな?

…くるといいなぁ。


「苺、家着いた」
「うん…」
「なんでそんな元気ないんだよ」
「だって…」
「おい、泣くなよ…」
「うぅ…」

律君と離れたくないよぉ…

「泣くなって…」

ちゅっ…

唇に何かが触れた。

あ、このキスは優しいな…

しばらくして唇が離れたかと思ったら…

ちゅっ…

「ッ!!」

次は目の下、涙の通った跡に律君の唇が触れた。

「涙止まったな」
「えッ…あ、ホントだ」