───苺side───
「今日すっごく楽しかった!!」
「俺も☆」
空がオレンジ色に染まった頃、私たちは手を繋いで歩いていた。
「苺ちゃん今日帰っちゃうんでしょ?」
律君の家に帰ると律君のお母さんが聞いてきた。
「はい」
「淋しくなるわ〜」
「私もです…えっと…」
「お母さんって呼んで♪」
「お、お母さん///」
「可愛い〜!!!」
そう言って抱きついてきた…お母さん///
「お夕飯食べてってね☆」
「はいッ!!」
「私…ホントに"お母さん"って呼んでいいのかなぁ?」
「いいだろ〜。母ちゃん苺のこと気に入ってるし」
お夕飯を食べ終わった私たちは律君の部屋に荷物を取りに行った。
「ホントに…?」
「あぁ」
「よかった〜」
「…母ちゃんの話おしまい!!荷物ってこれだけ?」
「あ、うん…」
「じゃあ行こっか」
「うん…」

