俺たちは今、誰もいない空き教室にいる。

「律君…どうしたの?授業始まっちゃうよ?」

そんなのどーだってイイよ。

「授業はー…サボる☆」
「えッ!?」

そんなに驚くコト?
…まぁ入学した初日から一発目の授業サボるんだもんな。
そりゃ驚くか。

「俺とサボんのイヤ?」

…何でこんなコト聞いたんだよ。
"イヤ"なんて言われたらどうする…?
かなりショック受けちゃうぜ…?

「ううん、イヤじゃない…」

…マヂで?
かなり嬉しいんだケド…///

「私ね、授業サボったコトないんだ」

え…
今サボっちゃってイイのかよ…

「だから、初めてが律君で嬉しい」

キーンコーンカーンコーン

あーあ…
授業始まっちゃったよ。
ホントにサボってイイのか…?

てか…"初めてが律君で嬉しい"ねぇ…
俺、違う意味に捕えちゃうよ…(笑)
次はベッドの上でそのコトバ、言わせてぇな…
なんて考えてる俺はかなりヤバいのかも…

「苺サン…?」
「えッ!?あッ、ハイ…?」