Strawberry★Night

「あ…遠慮しときます」
「はは、じゃあ俺出て待ってるから」
「うん」


「律君、お待たせ」

私は着替えて律君の元に駆け寄った。

「あぁ。そのワンピース貸して?」
「?うん」

ワンピースを手渡すと律君がそのままレジに持っていって…

「え!?律君、私払うよ!!」
「何言ってんの。俺が払う」
「でも…」

そう言ってる間にワンピースは店員さんの手で丁寧に袋に入れられて…

「ありがとうございました」

その袋を差し出された。
律君が受け取って…

「苺、ほら行くぞ?」

私に袋を持っている反対の手を差し出してきた。

「…うん///」

手を繋いで私たちは再び歩き出した。

「律君」
「ん?」
「ありがと///」
「…うん///」