Strawberry★Night

そう言って苺は両頬を膨らませた。

「…ッ、天然」

ちゅっ…

「ッ!!ちょっと、なんでキスすんのぉ!?」
「あまりにも可愛すぎたんで、つい…」
「ッ///私、怒ってたのにぃ…///」

苺、怒るとあんな顔してくれんのか…
また怒らせよ♪

「ママ〜!あそこのお兄ちゃんとお姉ちゃん、今チューしたよ〜!!」

「ッ!!」

どっかのガキんちょが俺たちを見て言った。

「律君のばかぁ///」

うん、俺ばかでイイや☆


ゲーセンを出た俺たちは近くの大きなデパートにきた。

「あ、あの服…絶対苺に似合う」

俺は数m先でマネキンが着ているワンピースを指差した。

「あの服?…絶対似合わないよぉ」

絶対似合うし。

「じゃあ着てみろよ」
「えッ!?」

俺は苺を無理矢理試着室に入れた。

「着たら教えて♪」
「…うん」

俺が選んだワンピースは薄いピンク色で胸元についている大きなリボンが特徴的。

苺に似合わないハズがない!!