柚月と電話をしたその日は修了式だったし、明日から春休みで帰宅部の私はほぼすべての休日をバイトに費やした。 もちろん、セイのことなんて忘れてしまっていた。 ずっとセイこのことなんて忘れてしまってたら良かったのに。