理科準備室の甘い秘め事

すると、永井先生は急に立ち上がり、標本などの置いてある棚の方へ歩いて行く。


「先生?」


どうしたのだろう?

と声を掛ける。


「未来、こっちにおいで」


そう言われ、私は永井先生の後をついて行く。


「きゃっ!」


いきなり腕を引っ張られたと思った瞬間。

私は永井先生の腕の中にいた。


「……せ…んせ?」

「ここだったら、外から見えないだろ?」


永井先生はそう言うと、ぎゅっと力強く抱きしめてくれた。


「でも先生……。ここって3階だよ?外からは見えないんじゃ……」


私は顔を上げて、永井先生の顔を見上げる。


「念のため」


そう言うと、私の大好きな笑顔で永井先生は私を見つめる。


「ふふっ」


私は嬉しくなり先生の背中に手を回し、ぎゅっと抱き着く。

こんな風に抱きしめてくれるって事は、やっぱり付き合っているって思っていいのかな。