理科準備室の甘い秘め事

私は一か八か聞いてみる事に。


「永井先生の部屋……、行ってもいい?」


もし、私達が付き合っているのであれば、行ってもいいよね?


微かな期待を込めて聞いてみる。


「家か……。家はちょっと……」


永井先生は困ったような表情で答える。

一か八かではあったけど、やっぱりショックだった。


「そ、そうだよね。ごめんなさい。ヘンな事言って」


私は出来るだけ明るく笑顔で返す。


「ごめんな……。テスト期間は、こんな風に会えないもんな。でも……、家はごめん」


永井先生は、申し訳なさそうにしている。


「ううん、いいの。言ってみただけだから。だから先生?謝らないで」


永井先生を困らせたいわけじゃないから。

だから、そんな顔しないで……


ショックな気持ちを隠して笑顔を作り、永井先生を見る。