冬休みも終わり、私は放課後、理科準備室へ行くといういつもの日々が戻る。

1時間とは言え、少しでも先生と一緒に居られるこの時間。

とても幸せな時間だった。

だけど、もう私の気持ちは好きで溢れてしまう限界まできていた。

相手は先生。

好きになってはイケナイ人。

気持ちを伝えたら、もうここに来られない。

そう言い聞かせ、必死に気持ちを押さえていた――…