理科準備室の甘い秘め事

そして、放課後――…


緊張したまま、理科準備室へ向かう。


コン コン――


「失礼しまーす……」


私は恐る恐る、理科準備室の中へ入る。


「おう、早かったな。お前もコーヒー飲むか?」

「はい……」


私はドキドキしながら、いつもの席に座る。


「はい、どうぞ。あっ、砂糖入れておいたぞ」


乳製品が苦手な私は、コーヒーを飲む時は砂糖だけを入れる。

永井先生がその事を覚えていてくれた事がすごく嬉しい。

授業中の事以外で私の事を知ってくれて、そしてそれを覚えていてくれた事が。


「ありがとうございます」


私はあまりの嬉しさに、顔が自然とにやけてしまう。