理科準備室の甘い秘め事

「あぁー!もう!そんな顔しないの!」


そう言って渚は私の両頬をつねって引っ張る。


どんな顔をしていたのかわからないけど……、痛い。

でも、そんな事、言えない。


私の頬から手を離し


「ちゃんと話してくれたから、許す。そのかわり、今度からは何かあったらちゃんと相談してよね。何か悩んでいるみたいなのに、何も言ってもらえないのも寂しいんだからね」


そう言って、にこっと笑う。


「渚、ありがとー」


私は渚に抱き付いた。

渚は、そんな私の頭を「よしよし」と撫でた。


「さて、じゃぁ、私は吉岡先生を探してくるよ。未来も行くんでしょ?」

「うん」

「じゃ、また夜にね」

「うん、バイバイ」


私達は、教室の前で別れた。