理科準備室の甘い秘め事

「未来、おいで」


片付けを終えた永井先生は、窓やドアから死角の場所に私を連れて行く。

そして、そのまま私を抱きしめた。


「そんな寂しそうな顔をするなよ……」


永井先生は抱きしめたまま、私の髪を撫でる。

私は、永井先生の背中に手をまわし、ぎゅっと抱き付く。


「だって……」


そして、永井先生の胸に顔を埋める。


「未来……」


永井先生は抱きしめる腕の強さを緩め、私の顔を覗き込む。


「学校では会えなくなるけど……。その分、卒業したら、外でも会えるだろ?それに、いつでも家に来たらいいよ」


永井先生は優しい表情で私を見る。


「だから、そんな顔をするなよ」


そう言って、もう一度優しく抱きしめる。


「……うん」