実はプレハブの上にいる私を見上げて言った。 「降りて来いやお嬢ちゃん。雷虎組にケンカ売ってくれるとはいい度胸じゃん」 私はできるだけ赤龍組の総長であることを隠さなければならなかった。 前にもバレたことがあって組のみんなに迷惑をかけたことがあったから。 ここは何も知らない女の子を演じることにした。