私はさっと避け、鳩尾に拳を入れた。
もちろんその男は倒れこんだ。




私は周りにいるギャラリーに大きな声で言った。



「これを機会に言っとくわ。



実は私男大嫌いなの。
ただ望みのない憐れな男の姿が見たいがためにキャラ作ってたんだよ。



わかったら二度と私に近づかないでね?
もう飽きちゃったから。」




そのあと呆然としている男女を放っておき、万里と一緒に再び教室にむかった。




万「あんなこと言っちゃっていいの?」



「飽きたしめんどいしもういい。」



万「そっか!!」



ちゃんとキャラを辞めたとはっきり言うと、なぜか万里が喜んでいた。




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