苺がいなくなってから万里が話し始めた。
万「・・・・・・苺はね、ある組の時期組長なの。
その組では苺が時期組長になることを歓迎してくれた。
でもね、当時の苺は幼かったし可愛らしい女の子。
女なんかがって同盟を結んでる組から沢山の批判を受けた。
今ではみんなに認められ、仕事もしてるけど・・・苺はずっと"女"いう言葉に敏感だった。
それから毎日、幼いかったにも関わらず学校が終ったらずっと稽古していた。
沢山の男の人相手にずっと・・・・・・ずっと鍛えてきた。
それこそ血を吐くほどの努力をして・・・・・・。
まぁ組長さんは苺を時期組長にする気はなかったみたいだけどね。」
万里がざっと話すと5人は驚いた顔をしていた。
健「組長さんは苺を時期組長にするつもりはなかったのにどうしてだ?」
万「苺が言ったんだって。
"家族として受け入れてくれたここを、皆を守りたい"
ってさ。
私も聞いた話だから詳しくは知らない。
ってか知っててもこれ以上は言えないけどね。
でもこれだけは覚えといて。
半端な気持ちで苺に近づかないでちょうだい。」
言いたい事を言った後、万里も部屋に戻っていった。
彼らはとりあえず大星と健介の手当てをし、話し合いを始めた。
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