5人を横目で見ながら電話にでた。



「・・・もしもし?」



健造『俺だ。』



電話の相手は健造さんだった。



「何かあったのですか?」



健造『いや・・・元気かどうか心配になってな。』



「元気ですよ。
万里もいますし、楽しいです。」



健造『そりゃよかった。
また近いうちに顔だしにこい。


・・・男遊びしすぎんなよ。』



「近いうちに必ず帰ります。


あと・・・私は遊んでなんかいません。」



健造『なら言い方を変える。



関係ない男を憎むな。』



「・・・それは無理です。
同じ生物なんですから。

では、また。」



私は電話を切り、彼らのほうを見た。



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