その日の夜は雲一つなくて星が綺麗だった。





万里と一緒に星を見ていると携帯が鳴った。



万「あ、私じゃん。」



そう言って電話にでた。



万「もしもし!!務君!?

珍しいね、電話くれるなんて。






ーーーーーーーーー・・・・・・」




"務君"とは万里の彼氏である相川務(アイカワツトム)のことだ。

しばらく万里は電話していた。


電話が終わったと同時に謝ってきた。



万「ごめんね。」



「いいよ。
相川君元気そうだった?」



万「うん!!

実はね、帰国したら婚約しようって言われたの!!
結婚はまだ無理だけど、婚約はって・・・・・・」



「・・・よかったじゃん。」



万「えへへっ、ありがとね。


・・・苺もいい加減真剣に男と付き合ってみたら?」




"真剣に"・・・か・・・・・・


私は昔の事を思い出しながら言った。



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