真「それより…苺を1人にしておいて大丈夫なんですか?」
健造「……今は1人にさせてやらないとな。
苺は人前で泣かないから…。」
望「泣いて……?」
健造「あぁ。
あいつは今頃泣いてるだろうな…。
ここの時期組長だが、中身はまだただの女の子なんだ。
恨んでいるが父親にあんなこと言われたらたまったもんじゃねぇだろう…。」
雅「いくら裏切られたといっても父親にかわりはないですからね。」
健造「明日……行ってやってくれないか?
俺も仕事が終わったら行くつもりだが……。」
真「もちろん行きますよ。
行くなって言われても聞きそうにない人物が一人いますし。」
真はちらっと芹を見てクスクスと笑っていた。
芹「うぜぇ……。
もちろん行きます。
毎日でも行きます。」
健造「ははっ。
お前になら苺を任せられそうだな。
……苺を頼むぞ?」
芹「任せて下さい。
誰よりも幸せにしてみせます。」
芹は真顔で言った。
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