『 二人へ




俺、他に好きな女が出来てしまった。
勝手かもしてないが離婚届を提出してくれないか?




こんな気持ちのまま一緒に暮らすなんて俺には出来ない。
何を捨ててでも俺は好きな女と一緒にいたい。




だから今日で終わりだ。
じゃぁ元気でな。




           陽』






嘘だと思った。
だってその日の前日までずっと笑ってたから……。



お父さんに捨てられたという言葉しか頭出てこなかった。





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