万「うわー・・・
まわりの女の歓声半端なくうるさいね。
まぁあれだけ目立てば当たり前なんだろうけどさ。」
「そうだね。
なんだか別世界の人みたいだし。
ってか別世界の人だったね。」
万「別世界?」
「たくさんの人を殺してきた私と大違い。」
万「苺!!
それは違うよ!!」
「違わない。
でも私は後悔なんてしてないよ?
健造さんや組の皆を守る為ならなんだってするって決めたんだしね。」
万「・・・・・・・・・。」
「万里にだけ言っとくよ。
今日久々に動くから。」
万「何言ってんのよ!!
あんた自分の体の事わかってんの!?
まだ完璧に治ってないの!!
しかもっ・・・心臓のすぐ近くなのよ!?
まだ修復出来てない血管が切れたらどうすんのよ!?」
「っそれでも・・・足手まといになるくらいならいい。」
万「"足手まとい"?
誰にそんなこと言われたのよ!?
さっきなの!?
ねぇ!!答えてよ!!」
「・・・・・・誰でも良いじゃん、本当のことなんだから。
はい、この話は終わりね。
ってかまから男女別リレー始まるじゃん。」
私は無理矢理話を終わらせて芹達の応援をしていた。
そんな私を万里は心配している目で見ていた。
.


