帰りが遅かったせいかみんなすごく心配していた。



大「何かあったのか!?」



「何かって何?」



健「例えば…リンチとか!!」



「……見てのとおり無傷ですけど?」




芹「…本当に何もなかったのか?」



「うん、何もなかったよ。」




そう言ってニコッと作り笑いをした。
すると芹達の眉間にしわがより、万里は何故か泣きそうな顔をしていた。



「どうかした?」



芹「…なんで作り笑いなんだよ?」



「なんでって…そもそも作ってないし。」



万「苺!!何があったのよ!!」



万里が私にしがみつきながら言ってきたが、私は”何もないよ”とただただ笑顔を作っていた。
すると徒競走の集合の声がかかった。



「万里、行っといで!!
応援してるからさ!!」



私は万里を無理矢理行かせた。



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